ワールドカップ第2戦でチュニジア代表に4-0と歴史的快勝を収め、決勝トーナメント進出に王手をかけた日本代表。彼らの視線はすでに、グループ最終戦となるスウェーデン戦、そしてその先に待つ「世界の超大国」へと向けられている。ベテランサッカージャーナリストの大住良之と後藤健生による激論・第4回は、拡大された大会フォーマットにおける「突破ルートの皮算用」と、北欧の雄・スウェーデンを沈めるための緻密な戦術論へと突入していく。
■オランダを「上回る」必要はない!
後藤「僕は17日にロサンゼルスに着いて、翌18日にスイス対ボスニア・ヘルツェゴビナを見たんだけど、その試合ではスイスが圧倒的に支配していた。ボスニアは何もできず、ただ耐えているだけだった。やはり、プレーオフを勝ち抜いてようやく出てきたチームは、周囲より力が落ちるなと感じた」
大住「同じプレーオフ組であるスウェーデンとの第3戦も、日本はある程度のターンオーバーをしても、十分戦えると思うんだよね。3月の親善試合のスコットランド戦みたいに。ただし、完全に主力を休ませるっていうのは、ちょっと難しいというか、次の試合にあまり良い影響を与えないような気がする。うまく調整に使いながら勝って、2位以上を確保するのがいい。別にオランダを得失点差で上回るという目標は、持ってもしょうがないし、そんなこと言っていたら足をすくわれることになる。とにかく、試合の入り方としては、しっかり守って失点せず、アグレッシブに戦っていけば、勝利はけっこうな確率で手に入ると思う」
後藤「1位抜けしたらラウンド32で当たるグループCの2位チームが、1位と比べて随分弱いチームになる、っていうなら話は別だけどね。どうせ、ブラジルかモロッコと当たるんだからさ。無理に1位になってもしょうがないよね」
































