サッカー日本代表が、ワールドカップ・グループステージ第2戦でチュニジア代表を4-0で粉砕した。W杯における日本代表史上最多得点という歴史的快勝に日本中が沸く中、森保ジャパンの視線は早くも次なるスウェーデン戦(第3戦)、そして「新しい景色」が待つ決勝トーナメントへと向けられている。あの4発快勝劇の裏にあった戦術的必然とは何だったのか。そして、この強さは本物なのか。日本サッカーの歴史を知り尽くすベテランジャーナリスト、大住良之と後藤健生が、現地で白熱の激論を交わした!
■大きかった「久保不在」の影響、それでも…
――チュニジア戦の評価を教えてください。
大住「勝ったことが、まずはとても良かったよね。それに、すごく良いタイミングでゴールが決まっていったので、とても安心して見ていられる試合だった」
後藤「4点取ったのはもちろん素晴らしいけど、100%の力を出して攻め込んで取ったのではないというのがすごいよね。かなり力を制限して慎重に戦いつつ、最後は新しい選手も試しながら4点取って勝ったというのは、これは相当強いチームだということだなと思った。僕はずっと、今の日本代表は過小評価されていると思っていたけど、僕が思っていたよりもはるかに強いんだなって感じる勝ち方だったよね」
大住「そうなんだよね、何だか力を出し切ってないなって感じがするくらいだった」
後藤「一番大きかったのは、久保建英がいなかったことだろうけど」
大住「このメンバーでももっとできる、だけど今日はこの辺でいいか、みたいな試合だったような気がする」
後藤「そうなんだよ。ふつうなら、これだけ主力選手がいなくなったら危機感を覚えて、頭に血が上って興奮状態になりそうなものなのに、全然そんなことはなかった。しっかりゲームをコントロールして、守備に移れば相手を取り囲んでボールを回収して、またいろいろなパスをつないで攻めていた。鈴木彩艶の一本のパスから攻め込んでみたり、いろいろな攻め方を見せていた」

































