サッカー日本代表はワールドカップ初戦を戦い、オランダと2-2で引き分けた。前回大会ではスペインとドイツを破ったが、今回のチームはさらに力をつけた「史上最強」の日本代表だと言われる。その評価は正しいのか。サッカージャーナリスト後藤健生が、オランダ戦を通じて検証する。
■本当に史上最強か
2026年ワールドカップ初戦で準優勝3回の強豪オランダに2度の先行を許しながら、2度とも追いついて2対2の引き分けに持ち込んだ日本代表。果たして、今大会に挑む日本代表は本当に「史上最強」なのか、それを検証してみたい。
「史上最強」を判定するのは“結果(順位)”ではない。
前回の2022年カタール・ワールドカップの日本代表はラウンド16で敗退した。
日本は2002年日韓大会、10年南アフリカ大会、18年ロシア大会でもラウンド16に進出しているが、前回は2010年大会と同じラウンド16でのPK戦負け。FIFAの公式順位では、ラウンド16敗退国のうち最上位の「9位」となっている。
もし、今年の日本代表が「史上最強」であるなら、それを上回る成績=ベスト8進出を期待したくなるのは当然だ。
しかし、今大会は参加国数が48か国に増えたことに伴ってフォーマットが変わり、ノックアウト・ステージの初戦はラウンド32となる。そのため、ベスト8進出のためにはグループリーグ突破の後、2試合に勝利しないといけないのだ。
従って、前回大会との単純比較はできない。
初戦を突破してラウンド16進出を果たせれば、それは「前回以上」と言っていいだろう。














