【2026年明治安田J2・J3百年構想リーグプレーオフラウンド第1戦 横浜FC対RB大宮アルディージャ「右肩上がり・横浜FCの論点」】「1トップ2シャドー」を中心に出来上がりつつある攻撃のメカニズムと向上が求められる決定率【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
横浜FCで観る者の心に刻まれる「インプレッシブ・サッカー」を掲げる須藤大輔監督  撮影/原壮史
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■いかに前進するのかの再現性を高めて

【明治安田J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド 第1戦 13-16位決定戦 5月30日 14時03分キックオフ 横浜 2ー1 大宮 ニッパツ三ツ沢球技場】

 J2からJ1へ降格した横浜FCが、右肩上がりで百年構想リーグを終えようとしている。地域リーグラウンドを10勝8敗の4位で終えると、5月30日に行なわれたRB大宮アルディージャとのプレーオフラウンド(13-16位決定戦)第1戦で2対1の勝利をつかんだのだった。

 0対0で迎えた45+4分、1トップのルキアンがヘディングシュートを決めた。後半に入った58分に同点とされるものの、直後の59分に再びリードを奪う。3-4-2-1のシステムで左ウイングバックを任される新保海鈴のクロスに合わせて、ジョアン・パウロがニアサイドへ飛び込む。ジョアン・パウロはボールに触れなかったものの、すぐ後ろにルキアンが詰めていた。彼らふたりに意識を引っ張られた相手DFがオウンゴールを献上し、2対1としたのだった。

 1トップのルキアンと2シャドーのジョアン・パウロ、横山のトライアングルは、J2・J3百年構想リーグを戦った全40チームのなかでも、その破壊力が抜きんでている。左利きのジョアン・パウロが右シャドーに入り、右タッチライン際のレーンは右ウイングバックの窪田稜が使う。

 左シャドーの横山は流動的にポジションを取り、彼が中盤へ降りると入れ替わるようにボランチの選手が高い位置を取る。タッチライン際では、左ウイングバックの新保が幅を取る。1トップ2シャドーを中心として、攻撃のメカニズムが出来上がってきた。「こうやって前進する」という再現性を、高めることができている。

 横浜FCはシュート総数で2位に、枠内シュート総数で5位に食い込んでいる。一方で、シュート決定率は15位にとどまる。シュートを多く打てばそれだけ決定率が下がる傾向にはあるものの、この数字をあげていくことが来たる26-27シーズンへつながっていくのだろう。

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