5月15日、北中米ワールドカップに臨むサッカー日本代表メンバー26名が発表され、39歳のDF長友佑都が5大会連続で選出された。その発表時の様子を撮影した映像を、所属するJ1のFC東京が「涙の選出」として公開した。
椅子に座って記者会見を見守る長友を、真横から撮影した映像。森保一監督が選手の名前を読み上げるシーンから始まり、GKの3人の後、長友はフィールドプレイヤーの最年長として最初に名前が呼ばれた。だが、そのまま視線を動かすことなく、真剣な眼差しのまま中継映像を見つめ続けた。
そして9人が呼ばれたDF陣の後、MF/FW陣の発表へと移り、33歳の遠藤航から、伊東純也、鎌田大地、小川航基、前田大然、堂安律、上田綺世と続き、27歳の田中碧の名前が呼ばれたときだった。長友は込み上げるものを抑え切れず、左手で両目を押さえた。そのまま残りのメンバーが呼ばれる画面に目を向けることができず、俯いたまま涙を拭い続けたのだ。
毎回、年齢順で呼ばれてきた代表招集メンバー。「田中碧(27歳)」が呼ばれた時点で、彼よりも年上の南野拓実や、28歳の三笘薫の落選を、多くの者が悟ったことだろう。当然、長友もそうだった。自らが選出された喜びはもちろんあったはずだ。だが、涙を流した理由には、メンバーから外れた面々への“想い”もあったに違いない。
共に日の丸を背負い、日本代表の最前線で激闘を繰り広げてきた頼もしい後輩たち。彼らがどれほどの覚悟でこのW杯を目指していたか、その計り知れない無念を痛いほど理解しているからこそ、胸に迫るものがあったのだろう。一方で、長きにわたって共闘してきた仲間たちがケガなく万全であったならば、自身の名前がなかったかも知れないのだ。























