ようやく泥沼を抜けた浦和レッズの試合後のロッカールーム映像が話題を集めた。
秋春制移行を前にした特別な半年間で、浦和は開幕から不安定な戦いを続け、第6節からはPK負け2試合を含めて7連敗。マチェイ・スコルジャ監督との契約を解除した。そして4月29日、U-21チーム監督兼トップチームアシスタントコーチを務めていた田中達也を暫定監督に据え、本拠地・埼玉スタジアムでの川崎フロンターレ戦に臨んだ。
立ち上がり直後こそ、硬さのあった浦和だったが、前半の半ばからは試合のペースを掴み、次々とチャンスを作り出した。後半9分にマテウス・サヴィオが先制ゴールを奪うと、同26分には交代出場でピッチに立ったばかりの小森飛絢が追加点。ベンチ前では田中暫定監督がスーツを雨に濡らしながら声を枯らし、ベンチ入りメンバーも含めてチーム一丸となって勝利を掴み取った。
試合直後のロッカールームで、「まずおめでとう」と選手たちに声をかけて拍手を贈った田中暫定監督は、熱い言葉を続けた。
「試合前に言った、今日メンバーに入れなかった仲間のため、家族のため、マチェイさんのため。だから今日、俺らは勝てた。俺は監督になって別に特別なことしてないし、元々みんなできるんだよ。なんならもっとできるんだよ。一歩、俺らは前に進むことができた。けど、これを一発では終わらせない。次、明日からまたいいトレーニングしよう、みんなで」











