4年に1度の祭典、その初戦で立ちはだかる強豪オランダ。森保ジャパンが最も警戒すべきエリアが「左サイド」だ。
リバプールで活躍する絶対的エースと、かつて日本代表DFを70mのドリブルで置き去りにした193cmの爆速ディフェンダー。欧州各地の現場を走り回る中田徹氏が、日本代表を飲み込もうとするこの“最恐ホットライン”の全貌と、その攻略法を分析する。(第3回/全8回)
■日本を脅かす最大の武器「爆速ホットライン」
日本代表にとって要注意人物なのが左ウイング、コーディ・ガクポだろう。今季、所属先のリバプールでは今一つの調子だが、それでも4月19日、エバートンとのマージーサイドダービーでは完璧なスルーパスでサラーのゴールをアシストするなど、彼の怖さは健在だ。
オランダ代表でのガクポ(欧州予選4ゴール4アシスト)はかなりコンスタントに活躍しており、ストライカーのメンフィス・デパイ(同8ゴール4アシスト)とともにダブルエースとして君臨している。ガクポの最大の武器はカットイン。守る側としてはカットインと縦突破の二択をケアすれば事足りるはずなのだが、長いリーチを生かしたテクニックと、爆発的なスピードを用いて意のままにプレーしようとする。
視線を使った駆け引きやノールックパスもガクポの得意技だ。ノルウェー戦では一度、チラリと目線を上げてピッチをスキャンしてから、今度は視線をボールに落とし、カットインを敢行。そのまま視線を下げたまま、ポケットランニングする右SBデンゼル・ドゥムフリースに正確無比のパスを通した。さらにシュートのパンチ力があることもあらためて見せつけた。























