すべての条件は「UAE」、抜擢されるべき“帰化軍団”のポテンシャル【イランのW杯出場危機と「代替国を探る」】(3)の画像
アジアカップでイランとも対戦したUAE。帰化選手も増え、力を増している。撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 政治がスポーツに影を落とす可能性がある。6月にアメリカなど3カ国で開催されるサッカーのワールドカップに、イランが参加できなくなる可能性がぬぐい切れないのだ。もちろんイランが出られることが最善だが、「もしも」の場合はどうなるのか。サッカージャーナリスト大住良之が、「代替出場」の可能性を探る。

■最も条件に当てはまる国

 となれば、AFCの「次点」チームを選ぶのが当然ではないか。そもそもUEFAに与えられた「16チーム」の枠はすべて埋められており、イタリアはその枠内に入ることができなかったという厳然たる事実がある。一方、イランが欠場する場合には、AFCに与えられた「8チーム+インターコンチネンタルプレーオフ1枠」がフルには埋められないということになる。

 そしてAFCからイランの代替国を選ぶとしたら、すべての条件が「UAE」を指し示しているのである。

 UAEはAFCの予選の最終段階である「第5次予選」で敗退した。同時に、イランがウズベキスタンとともに出場権を確定した「3次予選」で、この2チームに次ぐ3位を占めたのがUAEだった。そして、今回出場権を得られなかったAFC加盟国のなかで最もFIFAランキングが高いのが、68位のUAEなのである。

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