■熾烈だったアジア予選
ワールドカップ・アジア予選は、昨年6月の時点で「3次予選」が終わり、イランのほか、ウズベキスタン、韓国、ヨルダン、日本、オーストラリアの6か国が出場権を獲得した。そして10月に行われた「4次予選」でさらにサウジアラビアとカタールの出場が決まった。
今大会のAFCへの出場枠は「8チーム+インターコンチネンタルプレーオフ出場1チーム」というものだった。昨年11月に行われたホームアンドアウェーの「5次予選」ではイラクが1勝1分けでUAEを下し、2026年3月の「インターコンチネンタルプレーオフ」への出場権を得ていた。
ワールドカップ出場に向け、残された最後のチャンスを懸けたこの「AFC5次予選」は、大変な戦いだった。第1戦はUAEのアブダビで開催され、1-1の引き分け。5日後、会場はイラクのバスラ。6万2444人の大観衆が見守るなか、後半7分にUAEがカウンターアタックで先制したが、後半21分にFKをヘディングで叩き込んでイラクが同点とし、この試合も1-1のまま終盤を迎えた。そして「10分間」と示されたアディショナルタイム。時計が100分を回る頃、イラクに右CKが与えられた。










