■サッカーの聖地に響いた「歓喜」の声

 舞台はロンドンへ。前日練習、前日会見を経て、9万人収容の聖地ウェンブリー・スタジアムでの2戦目、イングランド代表戦を迎えた。

 日本代表のスタメンは、GK鈴木彩艶、最終ラインは右から渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝、ダブルボランチに佐野海舟と鎌田大地。そしてウイングバックの右に堂安律、左に中村敬斗、2シャドーに三笘薫と伊東純也という新たな組み合わせ。最前線の1トップに上田綺世が入った。

 試合はイングランドがボールを保持する展開となり、プレミアリーグで鍛え上げられた面々のビルドアップによって日本のハイプレスではなく、ミドルゾーンで構える形になる。その中で迎えた前半23分、自陣中盤でコール・パーマーからボールを奪った三笘が、鎌田、上田との短いパス交換からピッチ中央をドリブルで持ち上がり、左サイドの中村へ。そして中村の絶妙の折り返しにボックス内に走り込んだ三笘が右足ダイレクトで合わせ、ゴール右隅に流し込んだ。

 後半に入ると日本が次々とチャンスを作り出す。だが、堂安のシュートはGKにブロックされ、中村の“得意の形”からのシュートはわずかに枠外へ。試合内容でも互角以上の戦いを見せる。後半途中からイングランドが再び攻勢を強め、終盤にはパワープレーで日本のゴールを脅かしたが、日本守備陣が集中力高く、体を張り、鈴木の好セーブや交代で入った菅原由勢のクリアなどで得点を許さず、そのまま試合終了を迎えた。

 再び1−0。イングランドサポーターが勝利を諦めて早々に帰路に着く中、日本のサポーターたち、そして選手たちの歓喜の声が聖地ウェンブリーに響き渡った。「どんな相手でも我々は勝てる」森保一監督。チームとしての成長を実感し、6月開幕のワールドカップ本大会へ向けて自信を深める英国遠征2試合となった。

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