■前U-20日本代表のクラブOBが新たな指揮官に
こうしたデータを踏まえて、就任1年目の船越優蔵(48歳)監督は目ざすべき姿をこう語る。
「相手より多く走る。相手よりユニフォームが汚れている。それが新潟、そこは変えてはいけない。アルビレックスの特徴でありストロングポイントだと思います」
新監督は02年から06年まで在籍したクラブのOBだ。03年に反町康治監督のもとで初昇格を果たしたメンバーのひとりでもある。21年からは若年層の日本代表のスタッフとなり、昨年はCB市原吏音(20歳、AZ/オランダ)やMF佐藤龍之介(19歳、FC東京)を擁して、FIFAU―20ワールドカップに臨んだ。
クラブのアイデンティティを知り、インターナショナルの基準で戦ってきた指揮官は、ボールを保持するだけでなく攻撃をやり切ることをチームに求めている。現代サッカーでベースとなっているプレーの強度、プレースピード、判断のスピード、切り替えのスピードといったものも、標準装備としてチームに落とし込んでいくことを示唆した。
明治安田生命J2J3百年構想リーグでは、前節まで4勝2敗の成績を残してきた。PK戦のない通常のリーグ戦なら、3勝2分1敗である。新監督を迎えたチームの滑り出しとしては、悪くないと言っていいだろう。
敗戦はJ2の徳島に喫したものだ。昨シーズンのJ2で4位のメンバーがベースとなっている相手に、0対4で完敗した。ルーカス・バルセロス(27歳)とトニー・アンデルソン(28歳)のブラジル人デュオに、守備陣が圧倒されたのだった。








