優勝4度のイタリアや02年大会3位のトルコも…16チームが4枠を争う超過酷「欧州プレーオフ」【残り6枠を巡る最終決戦!W杯プレーオフの「全貌」と日本代表を待つ「運命」】(1)の画像
欧州プレーオフには、かつて世界王者に輝いたイタリアなどが出場する。撮影/原悦生(Sony α1使用)

 いよいよ2026年北中米ワールドカップの開幕が近づいてきた。3月26日と31日に行われる「最終プレーオフ」で、未定だった最後の出場6か国がすべて決まる。日本のグループリーグ対戦相手となる「欧州パスB」の勝者は、ウクライナか、スウェーデンか、それともレバンドフスキ擁するポーランドか――。複雑なプレーオフの仕組みから、注目の対戦国、そして日本代表の運命を左右する激闘の行方まで、サッカージャーナリスト・大住良之が詳細に読み解く。

■残る枠は6つ

 アメリカ、メキシコ、カナダの「北米大陸」3か国で開催されるワールドカップ出場の権利をかけ、最後の戦いが始まる。3月26日(木)と31日(火)の両日に行われる「最終プレーオフ」である。31日には、今大会出場48か国のうち、未定だった出場6チームがすべて決まる。

 最終プレーオフは「欧州プレーオフ」と「インターコンチネンタルプレーオフ」に分かれている。

 16の出場枠を割り当てられた欧州サッカー連盟(UEFA)は、加盟54か国を各グループ4あるいは5チームの12グループに分けて予選を開催、各組1位、計12チームにストレートの出場権を与えた。そして2位12チームに加え、「UEFAネーションズリーグ2024-25」の「サブグループリーグ」優勝チームの中から成績の良い4チームが出場する。

「ネーションズリーグ」は、UEFA内のランキングに応じてAからDまで4つの「リーグ」に分かれ、各リーグはさらに4チームずつ4つの「サブリーグ」に分かれて戦う。その結果、「リーグA」の「サブリーグ」優勝はポルトガル、フランス、ドイツ、スペインで、すべてワールドカップ予選を首位で終えて出場権を獲得、「リーグB(16か国)」ではイングランドとノルウェーがストレートでワールドカップ出場を決め、チェコとウェールズは2位になってプレーオフ出場権を獲得した。

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