■トランプ大統領の剛腕
もっとも、一般教書演説という極めて政治的な場所に招かれたアイスホッケー・チームとしては、自分たちが政治利用されるであろうということは事前に分かっていたはずだ。だが、インテル・マイアミの選手たちは祝勝会の場面で大統領がイランに対する軍事作戦の成果を誇示する演説を始めたので驚きと戸惑いも見せていたという。
イランに対する軍事行動に対しては、世界中で評価が分かれている。
いや、このトランプ政権による先制攻撃が国際法やアメリカの国内法(戦争権限法)に抵触しているのは疑いようのない事実だろう。だが、トランプ大統領の報復(追加関税など)に恐れをなして、世界中の指導者は沈黙を保っている(唯一、スペインのペドロ・サンチェス首相のみがはっきりと「国際法違反」を指摘している)。
日本の高市早苗首相をはじめ、各国の指導者がこの問題に関連してアメリカと対立するのを避けようとするのも仕方のないことかもしれない。
だが、スポーツ選手や関係団体はトランプ大統領に政治利用されることを避けるべきだろう。









