■質の高いサッカーが生まれる理由

 MLSのもうひとつの大きな特徴、それは「降格」がないことだ。1996年に10クラブからスタートしたリーグは、現在30クラブに分かれ、東西2つの「カンファレンス」に分かれている。うちカナダのクラブは「CFモントリオール」「トロントFC」そして「バンクーバー・ホワイトキャップス」の3つで、他の27クラブはアメリカ。20の州と1つの連邦特別区(ワシントンDC)に広がっている。

「降格の恐れがないため、どのチームもファンを喜ばせようと、攻撃的で、質の高いサッカーを志している」と、吉田麻也は語っている。

 試合は、「カンファレンス」内ではホーム・アンド・アウェイで28試合行い、他のカンファレンスとのチームの6試合を合わせた勝点で順位を争う。公平な形ではないが、「年間34試合」で順位を争う形は、欧州などで一派的な18クラブ制のリーグと同じだ。

 開幕は2月で、10月までに「レギュラーシーズン」を終え、11月から12月にかけて18クラブによるノックアウト方式の「プレーオフ」が行われて優勝チームを決める。

 だがJリーグと同様、数年前にMLSも「シーズン制変更」を決めた。現在行われている2026シーズンが終了すると、次のシーズンは2027/28シーズンとなる。「空白」となる2027年の前半には、現在のJリーグと同様の「特別大会」が開催される予定だ。

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