Jリーグが10月度の月間表彰を発表し、J3月間ベストゴール賞を受賞したアスルクラロ沼津MF向井ひな太の“1人ロングカウンター弾”があらためて脚光を浴びた。
ゴールが生まれたのは、10月12日に敵地・金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われたJ3リーグ第31節のツエーゲン金沢戦。開始間もない前半7分、熊本の大谷駿斗が右サイドでドリブル突破を仕掛けるが、沼津MF宮脇茂夫がゴールライン寸前でうまくボールを奪取。自陣の中盤中央に下がっていた向井へ斜めのミドルパスを通す。
コントロールするかと思われたが、向井は胸でボールを大きく前方へ送って相手選手を置き去り。ぐんぐんと加速し、スライディングしてきた相手選手より先に触ってツータッチ目。中央右寄りを攻め上がり、ボックス手前でスピードを緩めてカットインし、相手DFのチャージを物ともせず、最後はペナルティアーク内から左足を振り抜いてゴール左隅へ鋭いシュートを突き刺した。
月間ベストゴール賞を受賞した向井は、リーグを通じて「自分の持ち味であるスピードを活かしたプレーから得点につなげることができてよかったです。これまで積み重ねてきたトレーニングの成果を形にできたゴールでした」とコメントした。








