■今のままでは「アジアの覇権奪回」も難しい
4-4-2システムの採用とか清家貴子のトップ起用などの試みはあったが、「思いつき」の域を出ないような気もする。
女子代表の当面の目標は、2026年3月の女子アジアカップ(オーストラリア)でのワールドカップ出場権獲得だ。
2027年にブラジルで開催される第10回女子ワールドカップでは、アジアには6つの出場枠が与えられているので、ワールドカップ出場枠は確保できるだろうが、今のままではアジアでの覇権奪回もワールドカップでの上位進出も見えてこない。
このまま、組織なしでの戦いを続けていれば、チーム内から不満の声が上がってくるかもしれない。アジアカップ前の最後の準備試合となる11月のMS&ADカップ、カナダ戦(29日、長崎)では内容と結果が求められる。
 
        







