
10月13日、女子サッカーWEリーグ第10節の3試合が行われ、アルビレックス新潟レディースが3-0でちふれASエルフェン埼玉に快勝。“新発田のアイドル”こと滝川結女が完全復活を宣言する力強い抜け出しから会心の今季3ゴール目を決めた。
「スポーツの日」の祝日に新潟の本拠地デンカビッグスワンスタジアムで行われた一戦。7311人のファンが詰めかけた中、新潟は前半こそ0−0の無得点に終わったが、後半に3点を奪取。その2点目、試合展開の上でも貴重な追加点を決めたのが、滝川だった。
今年9月3日の練習中に右踵骨剥離骨折で離脱しながら、驚異的な回復を見せて9月20日の第7節のセレッソ大阪レディース戦で復帰した26歳は、4−3−3のトップ下としてスタメン出場し、試合開始直後から最前線に飛び出しながら積極果敢なプレーを披露。そして迎えた後半26分だった。
中盤のルーズボールを拾った味方の自陣からのダイレクトパスに、滝川が反応する。スピード勝負から、競り合った相手DFのプレスを腕で制しながらボックス内に侵入すると、一度スピードを緩めてから、再び縦に力強く持ち出す。そして腰をひねりながらの鋭い右足シュートを逆サイドネットに流し込んだ。