
10月12日に行われたルヴァンカップ準決勝第2戦で、柏レイソルが4−1(2戦合計54ー4)で川崎フロンターレに歴史的な逆転勝利を収めた。その試合前、柏を率いるリカルド・ロドリゲス監督がサポーターを鼓舞するシーンがあった。
4日前に行われた敵地での第1戦を1―3で落とした柏だったが、その試合後に「まだ前半90分が終わっただけだ」とリカルド・ロドリゲス監督は、ファイティングポーズを崩さず。ゴール裏の柏サポーターの前で大声を張り上げながら猛烈な檄を飛ばすシーンがあった。
そして迎えたこの日、柏サポーターがスタンドを黄色で埋め尽くした日立台の試合前のピッチに、スペイン人の指揮官がただ一人、姿を現した。そして両拳を何度も突き上げてサポーターを煽り、「Vamos a la final !(決勝に行こう!)」と大声を張り上げてスタンドを盛り上げた。
この“リカ将の煽り”でさらに一体感を増してボルテージの上がった日立台のピッチで、柏は先制点を許して一時、2戦合計1−4と3点差を付けられながら、そこから4点を奪っての大逆転勝利。見事に5年ぶりの決勝進出を果たしたのだ。