
現地10月4日に行われたフランス2部リーグ・ドゥ第9節で、スタッド・ランスに所属するサッカー日本代表MF中村敬斗が、“芸術的ドリブル”から今季2ゴール目を決めた。
今夏の移籍騒動を経て、9月20日の第6節から戦列復帰を果たしている中村は、リーグ戦3試合連続のスタメン出場を果たす。試合はアウェイのグルノーブルが前半6分、28分とゴールを決めて2点を先行し、スタッド・ランスにとっては苦しい展開となったが、そこで“レベルの違い”を見せたのが、中村だった。
前半35分だ。自陣中盤中央でボールを収めたアミン・サラマからのロングパスを、左サイドでフリーの状態で受けた中村は、そのままドリブルでゴール方向へ突き進み、一人カウンターを発動させる。
そしてボックス内に入ったところで相手DFと対峙すると、深い踏み込みでのフェイントでかわす。そこで右足シュートを打つと思いきや、後方から2人目のDFがプレスバックしてきたところでもう1度、鋭い切り返し。2人を翻弄して完全に置き去りにすると、最後は左足での鋭いシュートでニアサイドを破ってゴールネットを揺らした。