■最後まで「ゴール」を目指すも…
後半に入ると、湘南が積極さを増す。52分にはゼ・ヒカルドが枠内へミドルシュートを放ち、試合が動く気配が漂い始めた。
しかし、ネットを揺らしたのはヴェルディ。深い位置へのロングボールを染野唯月が収めると、一気にエリア内に人数をかけ、クロスのこぼれ球をペナルティスポット近くの森田晃樹がシュート。
これはGKの真田幸太が見事なブロックで防いだものの、ヴェルディはそのこぼれ球も拾い、松橋優安が右から浮き球を入れると、最後は染野のヘディングシュート。
カバーに入っていた舘幸希が頭に当てたものの、ボールはゴールに吸い込まれた。
攻めるしかない湘南は、強引な前進を増やす。ボールはゴールに近づいたが、ヴェルディの粘り強い対応を上回ることができないまま、残り時間がどんどん減っていった。
湘南の選手たちの意志は強かったものの、終盤になるにつれ、焦りや思うようにならないフラストレーションがそれを空転させてゆく。
キャプテンの鈴木章斗を筆頭に、その歯痒さを押し殺しながら最後までゴールを目指したが、0-1のままタイムアップの笛が響いた。
運命の6ポインターを制したヴェルディは、これがJ1通算250勝。城福浩監督は「300勝、400勝と重ねていくためには、とにかくこの舞台にいなければならない」と、J1という舞台にいることの大事さを強調し、安堵しつつも残留へ向けた集中を保った。
湘南は7連敗で17戦未勝利。それでもサポーターはブーイングや罵声ではなく、「やるしかないんだ」「ビビらずゴールを目指してほしい」「もっと戦おう」と、意地を見せることを求める声を飛ばし、奮起を促した。
■試合結果
湘南ベルマーレ 0-1 東京ヴェルディ
■得点
55分 染野唯月(ヴェルディ)



