緑の軍団が執念の波状攻撃! 東京VエースFW染野唯月のゴールに主将MF森田晃樹が魂のガッツポーズ!「全員の気持ちが乗り移った」値千金弾でJ1残留へ大きく前進の画像
前節の浦和レッズ戦は、スコアレスドローに終わった東京ヴェルディ。キャプテン森田晃樹は天を仰いだが…。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 10月3日、J1リーグ第33節の1試合が行われ、レモンガススタジアム平塚でのJ1残留争いの直接対決は、東京ヴェルディが1-0で湘南ベルマーレに勝利。エースFW染野唯月が値千金のゴールを決め、主将MF森田晃樹が魂のガッツポーズを繰り出した。

 試合前の時点で19位の湘南と16位の東京Vの対戦。ともに“負けられない”中で序盤から守り合いの展開となる。その中でも勝てばJ1残留へ大きく前進する東京Vが前半16分にはカウンターから決定機、さらに同34分には森田のクロスに染野が飛び込む。だが、ともに“あと一歩”合わずにゴールならず。ようやく均衡が破れたのが、後半10分だった。

 自陣からのロングパスを染野が長距離ランニングからフィジカルの強さを活かしてボックス内でボールキープ。後方に落としたパスを新井悠太がファーサイドへクロスを入れる。相手DFのクリアしたこぼれ球に反応した森田がシュートするもGKがセーブ。だが、その跳ね返りを拾った松橋優安が粘ってから再びクロスを中央に送ると「自分は待ってヘディングをするだけだった」という染野が、再び“強さ”を見せてヘディングでゴールにねじ込んだ。

 試合の流れの上でも、そしてJ1残留へ向けても非常に大きな1点であり、チーム全員の執念で奪ったゴールだった。得点を決めた染野はゴール裏のサポーターのもとへ駆け出し、そしてキャプテンの森田はその場でしゃがみ込み、気持ちのこもったガッツポーズを見せた。

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