
J2のいわきFCが、現実とCGをミックスした動画などが見られる新スタジアム建設に向けての特設サイトを開いた。動画の効果なのか、あわせてクラウドファンディングが始まると、1日だけで1500万円が集まるほどの大盛り上がりとなっている。
福島県のアマチュアクラブが、アンダーアーマーの日本代理店などとして活動する株式会社ドームの傘下に入ったのが、2015年のことだった。翌2016年からは元オランダ代表のピーター・ハウストラ氏が監督に就任するなど、本気で日本のトップを目指すようになった。
2016年は福島県2部リーグを戦っていた。J1から数えれば「J8」とも言える位置からの挑戦だったが、「フィジカルのスタンダードを変える」と宣言するなど、視線をブレさせることなく上昇を続けてきた。
本気で日本最高を目指す挑戦を始めてから10年、今ではJ2を戦うまでに。だが、いわきFCは前進を止めない。
いわきFCは早くから、新スタジアムをつくりたいとの構想を公言してきた。そして10年目の節目となる今年、さらにその流れを加速させていく。
9月26日には、新スタジアムに関する特設サイトを公開。すでに小名浜に建設したいとの考えを表明していたが、そのイメージを、さらに具体的なものにした。
サイトとSNSで、スタジアム構想を動画で伝えたクラブ。現在の小名浜に、スタジアムが建設されていく様子を、ストーリーをともなった動画で人々の心に訴えかけている。