フランス２部スタッド・ランスが９月１９日、ニコラス・パロワ主将の３８歳の誕生日を祝うチーム写真を公開した。そこに笑顔で写るサッカー日本代表ＭＦ中村敬斗の姿があった。
昨シーズン公式戦４０試合に出場して１２得点３アシストと活躍して評価を高めた中村だったが、クラブが入れ替え戦からのまさかの２部降格となって状況が一変。シーズン中から約束されていたという今夏のステップアップの移籍話が、クラブ側が実際にあったオファーを拒否する形で消滅した。
この移籍騒動によって、中村は精神的ショックから診断書を提出して練習を欠席し、シーズン開幕後もチームに合流せずに別行動が続いた。だが、最終的にはクラブ側との話し合いで解決。９月１１日に約２か月ぶりにチーム練習に復帰したことをクラブが発表した。
しかし、チーム合流後も写真や映像の公開がなかったために、中村の心身のコンディションを心配する声が寄せられていたが、この日、パロワ主将の誕生日を祝う中で撮影されたチーム全員での集合写真に、中村の姿があった。
その表情は以前と変わらず。チームメイトに囲まれながら、スタッド・ランスの赤の練習着に袖を通し、爽やかな笑顔を浮かべている。
