ゴール後のキャプテンの行動に涙腺崩壊、「スーパー過ぎる」J2長崎の電光石火のカウンターからの超絶ボレー弾!の画像
V・ファーレン長崎のサポーターも涙した。 撮影/中地拓也

 J2V・ファーレン長崎のクラブ史に残る、そして、サポーターの記憶に深く刻まれる電光石火のカウンターからの“美しいゴール”が生まれた。

 9月13日、NACK5スタジアム大宮で行われたJ2リーグ第29節で、長崎はJ1昇格争いのライバルクラブの一つであるRB大宮アルディージャとのアウェイ戦に臨んだ。その前半19分だった。

 FKからの流れで、長崎がクリアしたセカンドボールを大宮が再びつなごうとしたところを、マテウス・ジェズスが鋭い出足でかっさらう。さらに、力強いタッチで競り合いを制してハーフウェーラインを越えると、大宮のカプリーニのスライディングタックルをボールを浮かしてジャンプ一番、華麗にかわす。そのまま、ドリブルで左サイドを突き進むと、カーブをかけたアーリークロスを左足でゴール前に送り込んだ。

 このマテウス・ジェズスの迫力満点の突破に、元日本代表MF山口蛍が呼応する。自陣ペナルティーエリア付近から一直線に相手ゴール前まで走り込むと、アーリークロスが大宮のアルトゥール・シルバの頭の上を越えて落ちてきたところをドンピシャの右足ダイレクトボレー。少しアウトにかけながらゴール左隅へ突き刺した。

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