「町田がお株を奪われとる」横浜FCがJデビュー大学生の驚きの“飛び道具”ロングスローから先制!「こんな痛快あるかい?」「めちゃくちゃ飛んでた」と熱狂の画像
FC町田ゼルビアの黒田剛監督も驚いた⁉ 撮影/中地拓也

 9月12日、J1リーグ第29節が行われ、優勝争い渦中の5位・FC町田ゼルビアとJ2降格圏19位に沈んでいた横浜FCの一戦は1-1の引き分け。横浜FCが“お株を奪う”ロングスローから先制点を奪った。

 上位6チームが勝点4差の中にひしめく大混戦の中、消化試合が1試合多い町田にとっては優勝争いを続けるために負けられない一戦。しかもホーム開催で、相手が下位に低迷するチームならば、なおさらだった。その前提どおり、試合は立ち上がりから町田が攻め込む展開となったがスコアは動かずに0−0のまま前半が終了する。そして迎えた後半11分だった。

 横浜FCの左サイドからのスローイン。新潟医療福祉大在学中で来季加入が内定している特別指定選手のDF細井響が、ボールを手に長い助走距離を取る。この日がJリーグデビューとなった21歳は、そこからまさに飛び道具と言える驚愕のロングスローをゴール中央まで届けた。

 予想を上回る飛距離に町田DF陣は反応できず、頭上のボールを見送るのみ。マークを外した横浜FCのMF伊藤槙人が、ぽっかりと空いたゴール前の空間に走り込んでゴールに流し込んだ。

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