
【SOMPO WEリーグ 第5節 東京ヴェルディベレーザvsAC長野パルセイロレディース 2025年9月6日(土)18:04キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■トリックプレーで「新戦力」が初ゴール
昨シーズンの王者・ベレーザは、ここまで4試合を終えて2勝2敗。タイトルを争うことになるであろう神戸と浦和には、すでに敗北しており、シーズン序盤ながら、しっかりと勝利を積み重ねたい状況となっている。
試合は序盤からベレーザが優勢に。眞城美春と菅野奏音のダブルボランチに、塩越柚歩がトップ下として加わった中盤の三角形が流れをコントロールし、サイドからの崩しを加速させる。
10分、塩越がペナルティエリア手前中央で鋭い縦パスを受けると、E-1選手権で日本代表の10番を背負った新戦力は、ボールの勢いを殺さない巧みなワンタッチで前を向き、左サイドからエリアに進入した北村菜々美へラストパス。北村は相手DF陣のカバーを見切って、冷静にグラウンダーのパスをゴールへ送り、ベレーザが先制点を奪った。
順調に試合を進めるベレーザは17分に追加点。右からのコーナーキックで菅野がマイナスのグラウンダーをエリア手前中央へ送ると、ゴール前から戻った塩越がダイレクトでシュート。エリア内の密集地帯をすり抜けてネットを揺らし、デザインされたトリックプレーでゴールが生まれた。塩越は、これが移籍後初ゴールとなった。