
日本女子サッカー界の未来を担う逸材、日テレ・東京ヴェルディベレーザのMF眞城美春が、華麗な“ミハルーレット弾”を決めた。
8月31日に行われたWEリーグ第4節で、昨季王者の日テレ・東京ヴェルディベレーザは、敵地・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でちふれASエルフェン埼玉と対戦した。前半2分に樋渡百花、同4分にオウンゴールで早々に2点のリードを奪うと、さらに同26分に菅野奏音が3点目のゴールを決める。その中で巧みなテクニックとパスワークを発揮していたのが、ダブルボランチの1角としてスタメン出場していた眞城だった。
2007年2月5日生まれ、ベレーザの下部組織育ちの現在18歳の眞城は、昨季リーグ戦18試合に出場して4得点を記録し、クラブのWEリーグ初優勝に大きく貢献。ベストヤングプレーヤー賞に選出され、なでしこジャパンにも招集。ベレーザOBでマンチェスター・シティWFC所属の長谷川唯の再来、正統後継者として期待を集めている。
その眞城が自らのテクニックを存分に見せつけた。前半40分、中盤で自らボールを受けて前に運んだ後に、右サイドの山本柚月へパス。そのままボックス内まで走り込んだ後、山本のパスをゴール前で受ける。すると、相手DFを背負いながら左足と右足をリズミカルに使っての巧みなルーレットで相手をかわし、最後は倒れ込みながら左足でゴールに叩き込んだ。