
ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントが、カップ戦用のユニフォームを発表した。すでにホーム用、アウェイ用とも発表されているが、それら以上の人気が出るかもしれない。
2010年代にはサッカー日本代表MF香川真司らを擁してブンデスリーガ連覇など力を見せつけ、バイエルン・ミュンヘンと激しい優勝争いを演じていたドルトムント。だが、2011-12シーズンを最後にリーグ戦タイトルから遠ざかっている。昨季も4位に終わり、優勝したバイエルンには差を広げられてしまった感がある。
ブンデスリーガでの優勝回数は、バイエルンに大きく水を開けられているドルトムント。だが、ドイツのクラブとしてヨーロッパのタイトルを初めて手にしたのはドルトムントだ。1965-66シーズンに、UEFAカップウィナーズカップを制したのだ。
今回発表されたカップ戦用のユニフォームには、そうした過去の栄光を取り戻そうとの思いが込められているのかもしれない。デザインは、初めて欧州タイトルを手にしたシーズンのユニフォームにインスパイアされたものなのだ。
60年前の栄光のユニフォームは、きわめてシンプルだった。黄色一色で構成されていたのだ。近年のユニフォームはさまざまに意匠を凝らしたデザインが用いられているが、今回発表したものも非常にシンプル。丸首の襟部分、袖から脇につながる部分にだけ黒を用い、あとはすべて黄色に染め抜かれている。