
8月27日に開催された天皇杯・準々決勝で、FC町田ゼルビアは3-0で鹿島アントラーズに完勝した。そのダメ押しの3点目が、MF下田北斗の驚愕の約60mのロングシュート弾だった。
リーグ戦でも優勝争いを繰り広げている両チームの対決。舞台は、町田の本拠地・町田GIONスタジアムだった。試合開始直後に攻勢に出たのは鹿島だったが、スコアは動かない。すると前半15分、下田の右CKから増山朝陽が頭で合わせて町田が先制。さらに同21分には、藤尾翔太がロングスローのボールを収めてからの振り向きざまのシュートでゴールネットを揺らし、2−0とリードを広げる。
そしてハーフタイムを挟んで迎えた後半1分だった。自陣センターサークル付近で相手のパスをカットした下田が、そのまま迷うことなく左足を振り抜く。リラックスした美しいキックフォームから放たれたシュートは、上空で美しい弧を描く。そして前に出ていたGK早川友基の頭上を越えてゴールマウスに吸い込まれた。
下田は神奈川県平塚市出身の33歳。専修大学で活躍し、2014年にヴァンフォーレ甲府に入団した後、湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、大分トリニータと渡り歩き、2023年に当時J2の町田に加入し、主力の一人として働き続けている。これまで代表とは無縁だが、自身の才能が傑出したものであることを証明する驚愕のゴラッソだった。