
8月2日、J2リーグ第24節が各地で行われ、北海道コンサドーレ札幌が1−0でサガン鳥栖に勝利した。その試合終了間際の岩政大樹監督の“熱さ”が大きな話題となった。
札幌の本拠地・大和ハウスプレミストドームで行われた元J1クラブ同士の対決。3週間ぶりのリーグ戦で、札幌はシステムを中断前の4−4−2から開幕当初の3−4−2-1に変更して試合に臨んだ。すると、前半は0−0だったが、後半32分に相手の隙を突く形で荒野拓馬が先制ゴールを奪った。
この1点のリードを保ったまま、試合は後半アディショナルタイムに突入する。表示は5分。そして、その5分台に突入した後、鳥栖の攻撃に対して、札幌の宮大樹が相手陣内に向けて大きくクリアする。時計は95分20秒。だが、まだ試合終了のホイッスルは鳴らなかった。
ここで岩政監督が猛抗議。ピッチ脇のテクニカルエリアから飛び出し、両手を広げて試合終了をアピールしながらハーフウェーラインまで突き進み、全身を使ってのジェスチャーを続けた。
その直後に無事に試合終了のホイッスルが鳴ると、岩政監督はいつものように全力でガッツポーズ。試合直後のフラッシュインタビューでは少し冷静になり、「もう最後は選手たちに任せるだけでした。選手たちが乗り切れるだどうかを試された試合だった。よく乗り切ったと思います」と振り返った。