「熱量上がるね!!」「めちゃくちゃかっこいいよ」日本一熱い“信州ダービー”での闘魂注入チャントが話題!「試合前の一体感!これこそ心一つで戦う魂!」の声の画像
今シーズン2度目の「信州ダービー」は、AC長野パルセイロのホームで行われた。撮影/中地拓也

 7月19日夜、「日本一熱い」と評判のAC長野パルセイロと松本山雅FCによる“信州ダービー”が行われ、会場となった長野Uスタジアムには1万677人の観衆が詰めかけた。その試合前、選手とサポーターが一体となって歌う「ゴール裏の映像」が話題となった。

 長野県の北東部に位置する長野市と中南部に位置する松本市。明治の廃藩置県以降、何度も県分裂論が沸き起こるほど、地域間の対立が続いているともいわれている。その両市をホームタウンとする両チームの対戦は、地域リーグ時代から異様なほどの“熱量”で、激闘が繰り広げられてきた。2022年以降はともにJ3所属で、リーグ戦での年に2度の“信州ダービー”が盛り上がっている。

 そして今季、5月14日の松本山雅ホームでの一戦は2−2のドロー。そして迎えた2度目の対戦、そのキックオフを前に、ホームの長野サポーターと選手たちがゴール裏で向かい合い、一緒になってチャント「Sky」を熱唱し、気持ちを昂らせた。

 これまで選手入場時に歌われてきた長野の「Sky」だが、今季からチームを指揮する藤本主税監督の提案に、応援団が協力。6月の試合からウォーミングアップ前にチーム全員がゴール裏で肩を組み、サポーターと一緒になって歌うことが決まった。その“儀式”が定着してから迎える初めての信州ダービー。J3とは思えない雰囲気の中、これまで以上の迫力と一体感があった。

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