■もっと入っても「不思議ではない」試合

 実は、この試合前、ちょっとしたハプニングがあった。

 練習中、エムバペが放ったシュートがゴール裏に立っていたボランティアの顔面を直撃してしまったのだ。エムバペは倒れたボランティアのもとにやってきて、水を手に気遣いを見せていた。

 後半、ルカ・モドリッチがピッチに入ったが、ヴィティーニャにつかれた。

 レアル・マドリードはパリSGに「完封」された。

 記録ではヴィティーニャが今大会で一番走っていて、セミファイナル終了時点で69.4kmだ。アクラフ・ハキミ、デジレ・ドゥエもよく走っている。

 パリSGはファビアン・ルイスの2発。ウスマヌ・デンベレ。そしてゴンサロ・ラモスが4点目。もっと入っても不思議ではない試合になってしまった。この試合がレアル・マドリードでのラストマッチとなるモドリッチは、スタジアムの大観衆から惜しみない拍手で送られた。

(3)へ続く
PHOTO GALLERY ■【激闘11枚】モドリッチ「最後の雄姿」とエムバぺの「気遣い」、パリSGの前に敗れ去った「スター軍団」!
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