■サッカー「持続」のための構造改革
10月を「代表月間」とし、ワールドカップの中間年に欧州選手権、コパアメリカ、アジアカップなどの「地域選手権」を開催する。そして奇数年には、今FIFAが企画している地域間交流の大会を世界各地で開催したらどうか。
そのためには、世界中の国内リーグを含めたサッカー界の「大構造改革」が必要だ。トップリーグのクラブ数を減らして日程に余裕をつくり、シーズンが始まって2か月が過ぎ、トップフォームになった選手たちを集めて「代表月間」に入れば、準備期間もそう長くなくて済むはずだ。
凶暴化する一方の地球環境は、サッカーにとって最大の脅威だ。それに立ち向かうために、自己の利益だけを追求するのではなく、全世界のサッカーがうまく「回って」いくシステムに切り替えなければならない。それによって、ワールドカップを、そしてサッカーを「持続可能」なものとしていかなければならない。