後藤健生の「蹴球放浪記」第273回「最高に美味しかった水原の水餃子」の巻(1)JFA会長、J1優勝監督、名解説者そろい踏みでも「世界大会出場」ギリギリの画像
E-1選手権初戦の香港戦を6ー1で快勝した日本。ゴールショーを中村草太の「単独ドリブル弾」で締めくくった。撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【画像】宮本会長も参戦!日本が「世界への切符」をギリギリで手に入れた大会

 蹴球放浪家・後藤健生は今、韓国にいる。サッカー東アジア最強国を決めるE-1選手権を取材するためだ。韓国は後藤氏にとっても、日本サッカー界にとっても、いろいろな思い出がある土地だ。今回、脳裏に浮かんだのは、「1996年のアジアユース選手権」のことである。

■日本代表が泊まるホテルの「真裏」

 E-1選手権を観戦に韓国に来ています。

 男子の試合は龍仁(ヨンイン)市で、女子の試合は水原(スウォン)市と華城(ファソン)市で開催されるので、移動に便利なように地理的に中間に位置する水原に泊まっています。僕が泊まっている安ホテルは女子の試合会場のワールドカップ競技場までは歩いて10分強という便利なロケーション。ちなみに、男子日本代表が泊まっているホテルの真裏です。

 水原市は韓国の首都ソウルから南に約40キロ。地方自治体である京義道(キョンギド)の道庁所在地で、ソウルからは地下鉄1号線が乗り入れている韓国国鉄の京釜(キョンプ)線で行くことができます。たとえて言えば、東京とさいたま市みたいな距離感です。

 日本中が大熱波に襲われて各地が猛暑日となっていますが、韓国も事情は同じ。連日、最高気温36度から37度という過酷な環境で試合が行われています。

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