
社会人サッカーの福山シティFCが発表したサッカー専用の新スタジアム構想が話題を集めている。
広島県福山市をホームタウンに2017年に創設された福山シティFCは現在、中国リーグ(地域リーグ)に所属している。本拠地スタジアムとしては竹ヶ端運動公園陸上競技場を使用しているが、Jリーグ基準を満たすには大規模な改修が必要だ。
その中で、7月3日に福山市内で開催したクラブ創設10周年記念パーティーにおいて、本格的なJリーグ参入を見据えてスタジアムを核としたまちづくりプロジェクト「福山市スポーツ&ウェルネスパーク構想」を発表した。
新スタジアム構想は「まちづくり-地域の活性化、郷土愛・誇りの創生」「ひとづくり-人材の育成」「コミュニティづくり-地域コミュニティの創生」の3つのコンセプトを掲げ、クラブは「このプロジェクトを通じて、人と企業、そして地域がつながり、誰もがいつでも・どこでも・いつまでもスポーツに親しめるそんな健康で活気あふれるまちを、備後福山に実現していきます」と宣言。J2を基準とした9000人から1万人の収容人数で整備し、将来的にはJ1の基準を満たす1万5000人まで収容可能な施設が計画されている。