
7月5日、J1リーグ第23節が行われ、ヴィッセル神戸は4ー0で湘南ベルマーレを下した。その先制点となった元日本代表MF扇原貴宏のゴラッソ弾に、称賛と驚愕の声が集まった。
ノエビアスタジアム神戸での一戦。リーグ戦直近5試合負けなし(4勝1分け)と好調の神戸は、対照的にリーグ戦5戦勝ちなし(2分け3敗)と調子の上がらない湘南を相手に、立ち上がりから宮代大聖、井手口陽介のインサイドハーフ2人とアンカーの扇原の中盤が試合を支配。迎えた前半14分だった。
左サイドからのクロスが逆サイドまで流れた後、右サイドからのクロスにFW佐々木大樹が中央で飛び込むも、相手DFが体を張ってクリアする。そのこぼれ球に扇原が反応。後方から勢い良く走り込んだ背番号6は、そのままダイレクトでボックス外の位置から左足一閃。ボールの落ち際を左足アウトでカーブをかけながら、GKから逃げていく豪快かつ絶妙なゴラッソ弾をサイドネットに叩き込んだ。
このゴラッソ弾が扇原にとって今季2ゴール目。扇原は昨年12月の湘南戦でもゴールを決めており、それに続くスーパーミドル弾だった。