
J2の北海道コンサドーレ札幌が、懐かしのレジェンドの最近の写真をSNSに投稿。札幌を後にしてから30年近くがたつにもかかわらず、当時と変わらない姿に、ファンが歓喜の声を上げた。
Jリーグの各クラブには、レジェンドと呼ばれる選手たちがいる。その多くは、川崎フロンターレ一筋でプレーした中村憲剛氏など、クラブの象徴ともいえる選手たちだ。
彼らのように、クラブに長く貢献した選手ではなくとも、強烈なインパクトを残し、レジェンドとしてチームに名を刻んだ選手たちもいる。札幌にとってデリー・バルデス氏(58)は、その一人だろう。
札幌でプレーしたのは4シーズン。だが、最初に加入したのは、札幌がJリーグに加入する前の1993年、東芝サッカー部時代のことだった。セレッソ大阪、鳥栖フューチャーズ(現サガン鳥栖)を経て1997年に札幌に戻ると、ジャパン・フットボールリーグで29試合40得点という驚異の得点力を見せつけ、Jリーグ昇格に貢献。翌1998年も、札幌の主力としてJ1で活躍した。
アメリカでのプレーを挟んで、大宮アルディージャと川崎フロンターレでもプレーしたが、やはり札幌の選手という印象が強い。
そんなレジェンドが、不思議な縁で札幌のSNSに登場した。バルデス氏が母国パナマで開催されている「日本文化の日」というイベントの会場に足を運び、その際の写真が札幌に届いたのだという。
会場には、Jリーグクラブのユニフォームが展示されており、その一角、赤黒のユニフォームの隣で笑顔を浮かべてるのは、確かにバルデス氏だ。