■マテウス・ジェズスは「何もないところ」から得点を決める

MF近藤友喜(北海道コンサドーレ札幌)1588分出場

 開幕からメンバーを固定しきれなかったチームで、3番目に多いプレータイムを記録。黒星先行で前半戦を終えたチームで、右サイドからの仕掛けでチャンスを作り出した。対戦相手に警戒されながらも、何度も突破をはかっていく姿は頼もしい。4アシストはリーグ4位タイで、「ボールを持つと何かやってくれる」との期待を抱かせる。

 

MFマテウス・ジェズス(長崎)1688分出場

 3トップの中央を基本ポジションに流動的に動きながら、小松蓮(秋田)、渡邉新太(水戸)と並んでランキング首位の9得点。利き足の左足から繰り出すシュートはパフフルかつ正確で、ヘディングの競り合いにも強さを見せる。「何もないところ」からひとりで得点を生み出す個の力は、J2ではずば抜けている。

 

MF天笠泰輝(大分トリニータ)1690分出場

 ザスパ群馬から移籍1年目でセントラルMFに定着し、フィールドプレーヤー最長のプレータイムを記録している。ゴールやアシストなどの数字は残していないが、チームを前進させる仕事をしっかりと果たしている。同じセントラルMFでは徳島の児玉駿斗と鹿沼直生のコンビや、仙台の鎌田大夢もチームへの貢献度は高い。

 

FWマルクス・ヴィニシウス(FC今治)1578分出場

 昇格組の今治でキャプテンマークを巻き、前半戦だけで8ゴールをマーク。チャンスで決め切る力があり、長身ではないがヘディングが強い。ブラジルの同胞FWウェズレイ・タンキとふたりで、攻撃を完結させる場面を何度も見せてきた。

 

FW塩浜遼(ロアッソ熊本)1466分出場

 J3の福島から加入した大卒プロ3年目は、途中出場だった開幕節と2節で連続得点し、4節からスタメンに定着。DFの前にスッと入り込む得点嗅覚を発揮し、得点ランク4位タイの8ゴールを記録。チームは16位と下位に沈んでいるものの、J2初挑戦での活躍は評価に値する。

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