■「目に入った」常連組の動き
その選択で決め手となったのが「周囲の状況の観察」でした。
モノレールが「山田」に近づくと、モノレールに乗り慣れていそうな人たち(つまり、サッカー関係者でない人たち)が急いでいるのが目に入りました。僕は「これは、急いで乗り換えると阪急電鉄にすぐに接続できるに違いない」と判断しました。
ルート検索の結果だと接続まで15分もあることになっています。つまり、それより1本前の電車に乗れるかもしれないのです。
そこで、僕も「山田」で降りて、その常連組の人たちと一緒に小走りに阪急千里線の「山田」駅に向かいました。案の定、エスカレータを上がってホームに着くと同時に、電車が入線してきました。しかも、堺筋線直通の電車でした。
おかげで、検索サイトの答えよりも16分も早く「動物園前」駅に到着。ゆっくり雨に濡れた体を整えてから「激論」を始めることができたというわけです。
ちなみに、「動物園前」で下車した乗客の半数以上は赤いレプリカ・シャツを着たインドネシア人たちでした。日本全国から集まったインドネシアのサポーターたち。きっと、新今宮近辺の安いホテルに泊まるのでしょう。