■功を奏した「後半開始」の選手交代

 一気に畳み掛けたいヴェルディだったが、柏の選手交代が功を奏す。後半開始から投入された背番号8、小泉佳穂が中盤の流動性を高め、試合は柏ペースへと一変した。

 50分に渡井理己にゴールが生まれ、トータルスコアは再び3点差に。試合の流れも相まって、これが決定的なゴールとなった。

 その後も柏ペースは変わらない。前に出たいヴェルディをプレスで苦しめるだけでなく、自分たちはプレス回避からサイドで個の力と数的優位をミックスさせて攻撃を展開し、優勢を保ち続けた。

 71分には中川敦瑛(写真)が思い切りの良い前進から垣田裕暉のゴールをアシストする。

 この試合では逆転、トータルスコアではダメ押しとなった。

 反撃に出たいヴェルディに対し、最後までひと刺しを狙い続けた柏がそのまま勝利。プレーオフラウンドを制し、5年ぶりとなるプライムラウンド(ベスト8)進出を果たした。

■試合結果

柏レイソル 2-1 東京ヴェルディ

■得点

43分 染野唯月(ヴェルディ)

50分 渡井理己(柏)

71分 垣田裕暉(柏)

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