「ギラギラ感良いな」「別格」サッカー日本代表23歳MF鈴木唯人の推進力抜群の長距離ドリブル→右足フィニッシュシーンに脚光!「そりゃブンデス行くわ」「まじうまい」の声の画像
サッカー日本代表の鈴木唯人 撮影:中地拓也

 6月5日、2026北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第9節が行われ、日本代表が0−1でオーストラリア代表に敗れた。終了間際のワンチャンスを決められた中、A代表初スタメンとなったMF鈴木唯人が前半に作り出したビッグチャンスが脚光を浴びた。

 すでに8大会連続のW杯本大会出場を決め、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ日本代表。前半、引いて守る相手を前に攻めあぐねる展開が続いた中、優れた個人能力でチャンスを作り出したのが、代表通算2試合目にして初スタメン出場の背番号8の鈴木だった。

 3−4−2−1の右シャドーの位置に入ると、立ち上がりから自身が欲しいタイミングでパスをもらえずに苛立つ姿も見せていた鈴木だったが、パスを受けた際はフィジカル面の強さを見せて進化をアピール。そして前半24分にCKの流れから縦に突破してクロスを入れ、直後の25分には左足シュートを狙った。そして迎えた同28分、前半最大のチャンスを作ったのも鈴木だった。

 ハーフウェーライン手前のライン間でボールを呼び込んだ鈴木は、最終ラインの左CBの町田浩樹から鋭い縦パスを受けて素早く前を向く。そこから一気に加速してスピードに乗ったドリブルで突き進み、瞬く間にボックス内に侵入。相手DFに囲まれる寸前に右足インフロントでカーブをかけてコースを狙ったシュートを放った。惜しくも枠外で、頭を抱えた鈴木だったが、ポストを蹴って悔しさをあらわにするなど、ゴールへの意欲が大いに見えたシーンだった。

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