
2025年E―1選手権の初戦・香港戦で、代表デビューを果たしたのは10人。ジャーメイン良とシャドウでコンビを組んだ宮代大聖も、2000年世代のエースだった実績と風格を体現していた。序盤から左の相馬、古賀太陽とトライアングルを形成し、受けて前に出ることを繰り返しながら敵をかく乱。いいアクセントになっていた。
自身のゴールチャンスは右CKの流れから久保のシュートに抜け出した後半5分の決定機、あるいは中央からドリブルで持ち込んで遠目から右足を振り抜いた後半22分のフィニッシュの場面くらいで、得点という結果には結びつかなかったが、悪くない印象を残したのは間違いないだろう。
ジャーメインや宮代に比べると、後半から登場した山田新と中村草太はチーム全体のペースダウンもあって、やや苦戦していたようにも見受けられた。山田の方は終盤に大関友翔からラストパスが通ったシーンがあったが、反応しきれず、悔しい初キャップになったのではないか。