■脇坂泰斗と大関友翔がはしご車体験

 贈呈式後には、最新式のはしご車に2選手が搭乗。用意された消防服を着用したうえで、高さ25mの地点まで上昇した。
 脇坂は、「すごい貴重な経験をさせてもらいましたし、僕たちから見てこんなに怖い高さで命懸けで活動されている方々は本当に尊敬できます」と言葉にすると、大関は、「すごい高くて怖かったです。(高所は)得意じゃないので、あの高さで活動すると思うとすごい」とリスペクトを示した。
「私の子どもも(川崎フロンターレの)算数ドリルを使わせていただいた」と語る望月局長によれば、昨年の川崎市内での火災発生件数は398件。これは、過去10年で最も多い件数だという。特にモバイルバッテリーなどの電気機器による火災が増えていると警戒を呼び掛けた。
 さらに、「地域にプロスポーツがあるのは、非常にありがたい。スポーツを通じて親しみを伝えてくれる。そういった方々に消防の広報に携わっていただければ、子どもたちにも防災に興味を持ってもらえる」と話して、連携強化によっての防火・防災意識の高まりに期待していた。
(取材・文/中地拓也)

  1. 1
  2. 2
  3. 3