■最強の相手だからこそ「燃える!」

 絶対に負けられないスタッド・ランス。後半7分、DFセルヒオ・アキエメが右サイドから蹴ったFKを、DFセドリック・キプレが頭でスラして同点に追いついた。

 その後は、スタッド・ランスがボールを回しながらチャンスをうかがい、その隙をメスが突いて速攻を仕掛ける展開が続いた。

 そんな中、あまり感情をあらわにしない中村が、相手DFにケズられ、ブチ切れる珍しいシーンも。同様に、プロの試合ではほとんど見ることない、ファウルスローを関根が取られる珍しいシーンもあった。

 しかし、両チームとも最後まで2点目は奪うことができずにタイムアップ。29日、スタッド・ランスは、ホームにメスをタイスコアで迎えることになった。

 さらにスタッド・ランスは、その前の24日に、今シーズンのフランス王者で、6月1日にインテルとのチャンピオンズリーグ決勝が控えている、最強パリ・サンジェルマンとのクープ・ドゥ・フランス決勝(カップ戦決勝)が待っている。

 中村は今シーズン、パリSGとの2試合でゴールを決め、“パリSGキラーぶり”を発揮している。メス戦でケズられて「足が痛い」と試合後に話していたが、最強の相手だからこそ燃えるはずだ。

 6月4日には、初のフォトブック『Naturalナチュラル』(双葉社)の発売も控えている。6月の日本代表戦を前に、中村が「ミラクル」を起こしてくれることを期待しよう!

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