
5月17日、J1リーグ第17節が行われ、首位を走る鹿島アントラーズが1-0で清水エスパルスを下して7連勝を飾った。その決勝点を決めたFW鈴木優磨の“上手すぎる”ゴールセレブレーションが話題となった。
雨上がりの県立カシマサッカースタジアムでの一戦。その立ち上がりの前半7分だった。中盤右サイドでのボールの奪い合いを制した田川亨介からのパスを受けた知念慶が、タッチライン沿いに縦パスを送る。そこからチャヴリッチが力強いドリブルから鋭い切り返しで相手をかわすと、ボックス右から斜め後方へ丁寧なラストパス。待っていた鈴木が右足シュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。
鈴木の自身4試合ぶりの今季5ゴール目に、本拠地サポーターは大いに盛り上がった。だが、彼らがさらに目を奪われたのは“そのあと”だった。
ゴールを決めた鈴木は、そのままピッチを全力ダッシュからの“膝スライディング”を披露。定番のゴールセレブレーションながら失敗する選手も多い中、鈴木は濡れた芝を存分に利用しながらポーズを決めたまま数メートルも滑り、さらにその勢いのま起き上がり、ガッツポーズまで完璧に決めた。