■「連戦の疲労か」遅れる寄せ
【12分の横浜FCのカットインからのシュートの場面】
横浜FCの攻撃に対して、川崎の守備は「後追い」するような形になっていた。つまり、横浜FCがパス交換をしていく中で、川崎の寄せが一歩遅れているのである。ボールを奪うことができないのはもちろん、寄せが遅れたことで、横浜FCは足を思い切り振り抜いたシュートが打てていた。
横浜FCの選手にボールを「つけられて」、そして「はたかれて」、シュートシーンまで作られてしまう。これでは、川崎のプレーに「どこでボールを奪おう」という狙いがないように映ってしまう。実際は、おそらく連戦の疲労によって体が重く、頭に体が付いていけなかったのだろう。