
現地5月14日、オランダ1部エールディヴィジ第33節が行われ、フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が決めた鮮やかなゴールに称賛の声が寄せられた。
試合前の時点で勝点65(19勝8分け5敗)の3位に付けるフェイエノールトが本拠地に17位のRKCヴァールヴァイクを迎えての一戦。今年2月にロビン・ファンペルシ監督が就任した後、故障離脱を経て4月からスタメンに定着している上田は、この日も4−2―3−1の1トップとして6試合連続の先発出場を果たした。
見せ場は1−0で迎えた後半24分だった。味方MF陣が中盤で相手のパスをカットしたところからのショートカウンター。左サイドでボールを受けたブラジル人アタッカーのイゴール・パイシャオンがドリブルで持ち上がると、中央から左サイドに流れながら相手DFラインの裏に走り込んだ上田へスルーパスが送られる。フリーとなった上田は、ボックス内の左サイド、やや角度がなくなったところから反転気味に左足ダイレクトで強烈なシュートを放ち、GKの足元を抜く形でゴール右隅に突き刺した。
ゴール後の上田は本拠地スタンドの大歓声の中、両手を合わせてお祈りポーズ。さらに妻でモデルの由布菜月が見守るスタンド席へ向けて、笑顔でのガッツポーズとピースサインを披露した。