■チームに「勢い」をもたらしたのは
後半も互いに決め手を欠く時間が続く。そんな中、広島は先制のPKを獲得した中村が、チームに勢いをもたらすプレーを見せる。
ウイングバックでの起用を経て、シャドーの位置へと戻ってきた若武者は、攻撃センスと運動量の両面でチームに貢献。
終盤は、湘南が前への意識をより高めたことにより、攻守の切り替えから広島のチャンスも生まれるように。
しかし、同点ゴールも追加点も生まれず。立ち上がりの1点が決勝点となった。
万全の内容ではないものの、4連敗の嫌な流れを断ち切る2連勝という結果を手に入れた広島。ミヒャエル・スキッベ監督は「ズルズルと順位を下げなかった」と結果を評価し、「ただし、次は戦うだけでは勝てないと思う。内容にもこだわり、良くできるようにやっていきたい」と、再びの上位争いを見据えた。
■試合結果
湘南ベルマーレ 0-1 サンフレッチェ広島
■得点
6分 ジャーメイン良(広島)