■悔やまれる途中出場選手のパフォーマンス

 連勝ストップとなった5月6日のガンバ大阪戦を見る限りだと、後半に失点した後、ピッチに送り出された中島、関根、荻原拓也、高橋利樹というジョーカーたちが主力組を上回るパフォーマンスを見せたとは言い切れない部分があった。
「スタメンの選手たちはハードワークをして、チャンスを作って、自分たちが点を取れば…というところまでは行っていたので。(途中出場の)僕らの仕事は試合の中でギアを上げる役目だった。そこで違いを見せないといけなかった」と関根も悔やんでいたが、できることなら選手を入れ替えながら戦えるようになるのが理想的だ。
「チームとしてはもちろんローテーションしながら勝っていくことが一番疲れもないですけど、(5連勝の間に)これだけいいサッカーをしていたんで、判断が難しいのも理解できるので。次の連戦で監督がどう決断するか分からないですけど、出た選手がやるだけ。特にサブの選手はいい準備をしないといけないと思います」と関根も改めて強調していた。本当にそういった集団になっていかなければ、クラブW杯、その後のJ1優勝争いを乗り切ることは難しそうだ。

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