
【明治安田J1リーグ 第14節 清水エスパルスVS名古屋グランパス 2025年5月3日(土)14:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■リーグ戦初出場も「安定したプレー」披露
3連勝と好調の清水エスパルスだったが、国立競技場で迎えた名古屋グランパスとの東海ダービーでは、立ち上がりから苦しい展開。
「中盤でボールをつなぎながら仕掛ける」戦い方で連勝してきたものの、その部分で消極的な時間が続いた。
元サッカー日本代表で、エースの乾貴士がスペースに顔を出すものの、チームとしての勢いや攻撃の形を作ることができなかった。一方の名古屋は、同じく元日本代表の永井謙佑が前線からの守備でも積極性を発揮。乾と永井がボールを競り合う場面も見受けられた。
清水はカピシャーバや松崎快の突破を止められ、連勝中に見せていた良さを発揮することができないまま、名古屋に主導権を握られてしまう。
一方の名古屋は、シュミット・ダニエルが急きょ欠場となってしまったが、リーグ戦初出場となった19歳のピサノ・アレックス幸冬堀尾が安定したプレーを披露。チームとしてもハイプレスで清水にビルドアップをさせない。
名古屋のチャンスが増えていくと、38分には稲垣祥がヘディングで先制ゴールを叩き出した。その後も対人守備を徹底し、その流れ通りに名古屋がリードして前半を終えた。